2009年06月08日

井上祐美子『公主帰還』(中公文庫ほか)(読書日記)

 
公主帰還 (中公文庫)
公主帰還 (中公文庫)井上 祐美子

中央公論新社 2007-09-22
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 短編集。これまたいつもの(笑)、宋の時代のお話が7つ。宋(北宋)の初めと南宋の初め。
 表題作は、宋が北半分を異民族に奪われて南遷したばかりで、「北に連れて行かれたが逃げてきた」と称してナントカ王とか公主とかが突然現れる、という事件が続いていた頃の、実在の偽者と本物をめぐる皮肉な物語。
 人間って、いつの時代も詐欺のパターンって変わらないですねえ…。
 怪異ものもあり、ちょっと恋愛めいた話ありと、どれも…淡々としてて(笑)。あーどこがいいのか説明できん!
 しかしどれも、ひとひねり、ひと味付けあると言えて、そのひねり、味付けが実にいいんですね。ひねり編は、余りにも有名な「白蛇伝」を題材にした「白夫人」(昔山口淑子さん主演で「白夫人の誘惑」だったか、そんな映画もあった)、味付け編は「芙蓉怨」あたりが代表でしょうか。
 とこんなつまらん紹介しかできませんが、いつものハイレベルです。
posted by 高野正宗 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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