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ダルグリッシュ警視第4作。
6年ぐらい前の、第一次ブームの時、この作品と『黒い塔』を購入していました。
これもまた、作者お得意の「病院もの」。今回はもっと病院らしい病院というか…陰鬱な、郊外にある、古い屋敷のような病院兼看護学校。
他の作品も多くがそうなのですが、今回の被害者も「誰からも嫌われている人」。
こういうの…実は…だーい好き(笑)
誰からも好かれている人が殺されるよりはいいじゃないですか。
そして遺憾なく発揮される、女史の厳しい筆!
処女作『女の顔を覆え』同様、被害者は、人の秘密を握っては弄び、もんのすごく嫌われていた学生。彼女が、何と衆人環視の中で殺される。胃に直接栄養を流し込む技術の実習中、温めたミルクのはずが、毒物を流し込まれて…
その上すぐに、第二の殺人が。
殺人が起これば、あらゆる人間関係が曝け出される。
病院内の秘められた人間関係といったら…まあ…ry
まあそれは、日頃苦労していらっしゃる医療従事者の方に申し訳ないのでこのへんにして。とはいえ流石そのへんの勤務の長かった女史のこと、今回もリアルです(笑)。
そしてまあ今回も、暗いです、重いです(笑)
冒頭も、舞台となる看護学校に今日これから視察に行くという視察官の女性の、目覚めてから現地に着くまでのうだうだ。もう嫌んなっちゃう人はここでいきなり放置っていう(笑)。
しかしついていきますよ!へこたれませんよ!だって私、そういうちまちました場面こそ、好きなんだもの(笑)(やっぱり多少はオタク気質の人に向くのかな…)
そしてダルグリッシュの推理は、いつもながら一歩一歩、確実に核心へと迫っていく。
いつもながら、1人1人のキャラクターがしっかり描写されていて、やめられない。途中で止められない。止められるもんなら止めてみろ。
処女作、奇妙な装飾をほどこされた死体、休暇のはずが事件、という3つのパターンの後、今回はまた別のパターン。まあ割と推理小説にはよくあるものですが…
そして、この作品の一番の特徴は、「ダルグリッシュは知性派探偵なのに、何故か終盤でバイオレンスに巻き込まれる」というパターン?の最初の作品ということでしょうか。
ネタバレぎりぎりですいません。
しかし、この後の『黒い塔』といい…
もしかして女史、愛するキャラクターには「やられ萌え」!?
いやそんなことはないっ。女史に限ってそんなっ(でも嬉しかったり)。
脳内腐敗がこれ以上皆様に伝染しないうちに、幕。












