…いや〜。
今日は朝から涙、涙、涙でしたよ〜。
今、My流行語大賞は「イナバウアー」(笑)
えー、何にでも手を出すヤツやと思われるかもしれませんが、「美しいものマニア」としては、フィギュアスケートって、毎年のシーズンには「チェッカー」と化してます。弟がスポーツやってて雑誌を買ってたりしたこともあって、一時期データが詰まってたりもしました(勿論フィギュアスケートには専門の雑誌もあるのですが)。
それに今はTV自体がつまらないし、フィギュアの中継やってたら絶対見るっていうのもありますね。(あとで自分の体型見るとすごくむなしいけどな。)
実は代表3人のうちでは「荒川派」だったので、喜びもひとしおであります。
メダル取ってくれればいいや、と思ってたので、「金」とはまた更に嬉しいことです。普通にやれば3位は保てると思ってたので、その精神力に脱帽です。
(連盟的にも、彼女が「メダル押さえ」だったと思うので、そういう意味でも狙い通りかもしれませんが、とにかく本人のためによかったと思います。)
実は一番年上だと思ってたんですが、村○より1歳若いんですね(笑)一時期引退同然だったり、気に懸けてはいたので、いやー、嬉しいです。何と言っても美しいですから。
しかし本当に、上2人がここまで見事に潰れるとは…プレッシャーって恐いですね(コーエンはコケる、というのは定説でしたが…)。
今朝は結果が気になってて、起きて携帯見てもニュースはまだ更新されてなくて、諦めてTVつけたら最終滑走のスルツカヤ(笑)←好きだけど起きるのは苦手。
日本人という立場を離れてみれば、ロシアのフィギュア全種目制覇っていうのも見てみたかった気はします。どうせ金を取るならコーエンよりはスルツカヤ。好みだし。この方苦労してますしね。日本選手が駄目だったら、この人に金を取らせたかったなぁ。
「アメリカ人選手がパッと出てきて金メダルかっさらってすぐプロ転向」
というここ数回の五輪フィギュアの歴史にピリオドを打ってほしかった、という意味でも今回は嬉しい(スルツカヤはコーエンに負けちゃったけど)。
アメリカって、やはりショービジネスの国ですから、「アイスショー」が日本と違って本当に娯楽として定着していて、本人たちにそのつもりはなくても、結果的に金メダルが「その後の人生の箔付け」にすぎなくなる傾向があったのではないかと。また、アメリカの選手って、「でも将来は弁護士」とか「医者」とか、まあ選択肢のある国っていうのもいいけど、軽く口にする。勿論引退後何をしても本人の可能性ですが、心情的にはやっぱり、現役のうちは「スケートに懸けている」っていう人に名誉はあげたい。(コーエンは前の五輪にも出てますが)
前々回長野のタラ・リピンスキー。超軽量級の選手が軽やかなジャンプを決めて金メダルをかっさらってすぐ消える、というのが以後流行りました。まあそれは今でも変わらず、体の軽いうちにジャンプで稼ぐ。でも、それは「美しさ」としてどうかといえばやっぱり不満(リレハンメルで五輪に再挑戦した時のカタリーナ・ビットなんても〜vしかも7位に入賞してますし)。その点でいえば、今は採点方式も変わって、複雑ですがちゃんとしてると思います。日本の浅○嬢も今後の女っぷりにも期待です。
続いて前回ソルトレークのサラ・ヒューズ。彼女は五輪のすぐ前にシニア大会初出場した頃から見てますが、その時はほぼおかっぱ頭の可愛い女の子でした。16歳ぐらい。で、丁度地元オリンピックがあって、ちょっと髪型を大人っぽくして、これもパッと金メダル取っておしまい(可愛いことは可愛いんだよね〜)。地元ということでこの時の採点にはスルツカヤはかなり不満だったようです。
長野の前、リレハンメルのオクサナ・バイウル(ウクライナ)は16歳と若かったけどすごく綺麗でしたねえ。彼女もその後人生で色々あったみたいなんですが…(彼女のコーチが元日本代表の本田武史を指導してました)
(この五輪は、例のアメリカの2選手の下らないスキャンダルばかりで、オクサナには胸のすく思いをしたものです)
アイスショーは、日本では勿論プ○ンスホテルのものが有名ですが、実際身の回りに「アイスショー見てきたよ」って人は聞かない。私も大昔に「ディズニー・オン・アイス」を武道館で見たぐらいで(笑)(ちなみに「ボリショイ大サーカス」に4時間並んだこともある…←親がミーハー)
競技は人気あっても、引退した選手をプロのショーとしては見に行かない。私も、お金払ってまでは見ようと思わない。このへんが文化の違いでしょうか。
しかし日本に代表枠が「3」なんてこと自体、昔に比べりゃ夢のよう…
今回の五輪は開会式からしてやたら「トゥーランドット」を聴きますが…(しかし「誰も寝てはならぬ」はパヴァロッティのキャラじゃないよーな(笑)←この曲なら一番好きなのはマリオ・デル・モナコ)
私が「トゥーランドット」をフィギュアで使っているのを最初に見たのはサラ・ヒューズだったと思うので(勿論その前にもいたかもしれませんが)、今から5年ぐらい前でしょうか。フィギュアの曲って流行りがあって、同じ時期に、同じ曲を何人もの人が使います。今回の荒川も。プッチーニってキャッチーな名曲を残してますからね。(この場合の「トゥーランドット」は幕開けの、官吏がお触れを告げるシーン+カラフと父王再会のメロディーから始まって、「誰も寝てはならぬ」で締める、という最も多い編曲パターン。)今回、安藤が使った「蝶々夫人」もプッチーニで、プッチーニ自身が自分のオペラのヒロインで最も愛したのは蝶々さん。
ちなみに今回、怪我で辞退したミシェル・クワンの補欠として出場したのがサラの妹、エミリー。彼女も今回いいところまでいきました。コーエンは、まあ、申し訳ないけど、やはり軽量級クルクルですね。嫌いじゃないし、次頑張って下さい。メンタル的に弱いっていうのは惜しいです。
曲といえば、日本人に割と馴染み深い曲を使った外国人選手が中国の陳露。一時代を築いた女王でしたね。彼女が長く使っていたのが、某ナ○シカのBGM、「風の伝説」(久石譲)でした。(現在解説をやってる佐藤○香の「世界選手権優勝」はこの陳露欠場の時でした…出てたら絶対…)
荒川選手がアジア人初のフィギュア金ということは、この陳露は五輪では勝ってなかったんですね。調べてみたら長野の銅でした。
今回の代表の20代2名は、全国からフィギュアの人材発掘を行なった「野辺山合宿」の一期生。ここでは本人の才能はもとより、将来の体型まで考慮されるため、両親だけでなく祖父母の体型まで(!)チェックされるんだそうです。ここまでくるともうプライヴァシー侵害ギリギリって気もしますが(^^;)でもここまでして日本が国を挙げてフィギュア強国になっていこう、となるには、「日本人でもフィギュアで勝てる」と内外に示した天才伊藤みどりの役割は大きかったと思います。アマチュアでコーチと2人で貧乏を乗り越えて世界の頂点に立った。今は選手にガンガンCFスポンサーもつくし、当時よりは経済的にも大分恵まれてきてはいるんでしょう。昔は、「貧乏なら東大に行くしかない」だったのが、今は「お金持ちでないと東大に行けない」に変わったのと同じ事がフィギュアにも起きているのかもしれませぬ。
で、何が言いたいかというと、初出場以来70年かかってやっと日本は「体型」で世界レベルに立てたのかなと。
やはり、西洋人に匹敵するスタイルの持ち主でないと正当に評価してもらえないのではないか、という気が今回あらためてしました。フィギュアという「スポーツ」には、実力のほかに見えない「なにか」が漂っている。
勿論、技術力と、特にメンタルでは恐ろしいほど、今回トップだったと思います。でも、アピールできる大きなスケールを出せる身長と手足の長さ(これが私の「荒川派」の理由なのですが)、やっぱり、「勝てる」と思わせてくれたのは元々の美しさも大きい。確かに、どうやっても変えられない体型の上に練習を積み重ねるよりは、まずプロポーション抜群な少女を見つけ出した方が確実かもしれない。「まず体型ありき」に拍車がかかり…でもまあ、確実に評価されるならいいか…オールドタイプ日本人体型としては複雑ですが、何事も最適化は止まらないんだなあ。
組織ではもっと先を行っているのが勿論中国で、NBAに行った選手に続けと、「将来背の高くなる子供」をスカウトキャラバンで全国からピックアップしています。その選考基準というのが「中指の長さ」。本当に中指の長さと身長は関係があるそうで、年とか身長の割には長い子を見つけるのでしょう。
見た目、といえば、黒人でさえなければ優勝の常連になっていただろうと思うのが、スルヤ・ボナリー。フランス代表。審判の印象がほとんどを占めた旧採点方式も不幸でしたし、やはり人種的偏見、黒人特有のスタイルなどが、未だに西欧中心の冬季スポーツでは不利だったのかと…
彼女がエキシビションで、そして遂に、正当な評価を得られないと知った競技の最中に繰り出したバックスピン(危険なので反則技)はよく憶えてます。
さて男子の話も。
きれーな男の子たちがクルクルしてるのを見ますと、寿命が延びますなー(笑)
プルシェンコ(ジャンプを決めた後ウィンクしたとか…)、この方長いですが、金は初ですか。ヤグディンが引退しちゃった後も頑張りましたね。この2トップが世界を席巻していた頃、女性ファンはどっち派かに分かれていたもんです(笑)ちなみに、2人がいた頃、2001年ぐらいですか、曲はヤグディンの使った「グラディエーター」が流行りました。何でも映画を見てとても気に入ったとかで、おろしや国も変わったなーと思った憶えがあります(←偏見)。
このへんについては、TV番組で和○アキ子が、
「世界とレベルが違いすぎる(中略)日本の選手なんかジャンプをドキドキしながら見てしまうのに、プルシェンコはCGみたいに飛んでる」
と言ってましたが、その通りです(笑)CG、ってうまい。(将来「少林フィギュア」?(笑))
日本の高橋選手はSP5位ということでまたぞろメダルメダルと言われてましたが、無理です(笑)それまでのシーズンの経過を見てれば誰もそんなこと言えないはずですが言うのがマスコミです。今回は、上位3人は絶対動かないメンツでした。
でも、高橋選手、スピンの軸が驚くほどブレませんね。これは欧米の選手と比べても引けを取らないかそれ以上。強い選手でもなかなか位置がズレないスピンって回れないですもん。荒削りなところを丸めたり生かしたりして今後まっすぐ伸びていって欲しいものです(男子も期待してるんですよー。本田とか、本当に金を狙えたのになあ…)。
で、結局今回も、マスコミが勝手に騒いで勝手に戦犯探ししてますね。
まず、長野とほぼメンツの変わってない状態で何が求められるというんでしょうか。フィギュア以外の層の薄さは世界有数でしょう。また、そもそも自国開催というのはフロックの要素が多いのに、それを基準にしているマスコミって何でしょう。
今シーズンの各競技の結果をちょっと気にしてるだけだって、どの種目もメダル圏は他の国の選手で埋まってるのは、一般人にだってわかります。だから、多くの人は煽る報道の方を信じてなかったんじゃないでしょうか。騒ぎを始めるのも終わるのもマスコミの勝手で、あたしらにはなーんの関係もない、って感じです。
うまくいけばメダルだったのはモーグル女子(彼女の場合もマスコミがエアにだけ注目させてましたが、そもそも採点の最も多くを占める滑降の技術が…)。メダルを逃すことはないだろうと思ってもよかったのは世界記録保持者の男子500メートル。誰かしらはいくだろうというのが女子フィギュア。女子フィギュアはほぼ順当、本当にコケたといえるのはスピードスケートだけですね。あれは残念でした。女子の岡崎選手は頑張ったと思います。
不思議なのが、「オーストラリア」の選手が結構上位に行ったり、「ブラジル」の選手が出てたりするんですね。こういう人たちは、普段の拠点がヨーロッパだったりとかかな?
ビックリして、暫くは開いた口が塞がらなかった(人間って驚くと本当に口が閉まらなくなるんですね)のは、皆様ご存じでしょうが、女子のスノーボードクロス。たまたま生で見てました。
圧勝と思われたアメリカ選手が最後に余裕のエアを見せた(こういうサービスも競技の要素なんだそうで)直後に着地で転倒しコースアウト、慌てて戻ったもの、何と2位だったスイスの選手が無常にも通り過ぎていった…。でも、あんなに速く追いかけてきていたこともすごい。不運もあったし、諦めなかった選手へのご褒美もあった。
フィギュア以外の競技もすっかりショー化しているなあ、というのも今回の感想です。
ま、そんなところです。あとはエキシビションが楽しみです。
2006年02月24日
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